製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤勇志郎)が提供する、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』が、日本を代表する重工業メーカーである川崎重工グループの川崎車両株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:村生 弘 以下、同社)に導入されました。『CADDi DRAWER』は、製造業における最重要知財である“図面”をデータとし利活用することで、属人化解消や原価の削減といった経営課題の解決を支援するクラウドサービスです。

 

■川崎車両社での導入事例について

同社では、各鉄道会社の要望に合わせ車両設計を行う受注生産方式を採用しています。各社のニーズに柔軟に対応できるメリットがある一方で、部品の点数が増えやすい特徴があります。そのため大量生産等によるコスト削減施策を行いにくく、調達の最適化、設計の標準化等が課題になっていました。

この度、同社では、設計・調達・製造・原価企画等の複数の機能を横断してコスト戦略・原価低減を推進する専門の部門で『CADDi DRAWER』を導入することで、“必要な図面を誰もがすぐに見つけられる”環境を構築。適切なサプライヤー・価格の把握が可能になりました。中長期的には、設計段階での標準化やPLM(製品ライフサイクル管理)等、機能や部門を横断した図面データの活用によるデジタルトランスフォーメーションを検討します。

 

「CADDi DRAWER」についてhttps://caddi.com/drawer/

『CADDi DRAWER』は、当社の既存事業である調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』で培った 高度な図面解析技術を活かして開発した、図面データ活用による調達原価削減・図面検索工数削減を実現するサービスです。図面データを独自のアルゴリズムで自動解析することにより、図面に記載されている寸法、記号、テキスト等の情報を構造化されたデータとして蓄積。形状の特徴をもとに、過去の図面群から必要な図面を簡単に検索できる「類似図面検索」の機能を搭載します。これにより、過去の類似図面と発注データを参照することで調達原価の削減が可能になります。また、担当者を非生産的な業務から解放し、業務効率化を実現できます。中長期的には、製造業のサプライチェーン全体におけるデータ活用を可能にし、クオリティ・コスト・デリバリー(以下、QCD)の改善や、経営のDXの支援を目指します。

 

「CADDi」について https://caddi.com/

キャディは、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、製造業のバリューチェーンが抱える構造的な課題に対し、2017年の創業以来、産業の常識を変える、モノとデジタルデータをコアとした「新たな仕組み」を生み出し続けています。調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』では、製造業の産業バリューチェーンにおける受発注の課題解決に向け、発注者の依頼に対して、独自のテクノロジーで品質・納期・価格が最も適合する加工会社を選定。実際に検品・納品まで行うことで、最適なサプライチェーンを構築する仕組みを提供してきました。2022年6月には新たに、製造業のDXの実現を支援する、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の提供を開始。さらに、ベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し、グローバルなサプライチェーンの構築も推進しています。

 

<キャディ株式会社>

本社所在地: 東京都台東区蔵前1丁目4 – 1 (総合受付3F)

代表者  : 代表取締役 加藤勇志郎

設立   : 2017年11月9日

資本金  : 1億円

事業内容 : 調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』開発運営

       図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の開発運営

URL   : https://caddi.com/

 

<本件に関するお問い合わせ先>

キャディ株式会社 広報 

電話:03-4361-2271 Email:pr@caddi.jp

URL : https://caddi.com/contact/