〜「日本が長い間求めてきた製造業の構造転換の一翼を担う」ビジネスモデルと評価〜

 

日本のモノづくりをテクノロジーで変革するキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤勇志郎)が提供する製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」は、このたび2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。

1957年の創設以来60年以上「よいデザイン」を顕彰し続けてきたグッドデザイン賞は、有形・無形に関わらず人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインと捉え、その質を評価してきました。複雑化する社会において、課題解決や新たなテーマの発見にデザインへの期待は年々高まっています。

 

このたび製造業の受発注プラットフォームCADDiは、持続可能な社会の実現可能性や新産業・ビジネス創出への貢献などの観点により評価され、「ビジネスモデル・メソッド部門」においてグッドデザイン賞を受賞致しました。

 

■製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」について

金属加工部品の製造を加工会社へ委託したい発注者に、品質・価格・納期において最適な加工会社を選定します。アップロードされた図面の形状データを自動で抽出し形状認識を行うCADDi独自のアルゴリズムを用いて、加工会社の製造プロセスおよびコストモデルを算出。最終製品を決められた品質・納期条件で最適に届けるリアルなサプライチェーンオペレーションを構築しています。提携加工会社ヘは相見積もりなしに黒字保証で確定発注を可能にします。

 

 

 

■グッドデザイン賞の審査委員による評価コメント

「大手製造業メーカーが、膨大な仕事量とコストダウンの間で抱えていた課題と、機械加工業務を請け負う小規模企業が企業特性を活かしきれず価格競争とせめぎ合う状況という両方が抱えていた課題について、テクノロジーで繋ぐアイデアで構造的に解決する着眼点は、日本が長い間求めてきた製造業の構造転換の一翼を担うと考える。特に小規模企業にとっては、このシステムによって受注は得意な加工のみとなるため、特性の強化とモチベーション維持、企業存続にも影響を与えることだろう。本提案は社会的価値のあるデザインとして評価した。」

 

グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ:
https://www.g-mark.org/award/describe/49683

 

■キャディ代表 加藤勇志郎よりコメント

 

「プラットフォームとしての繁栄には、発注者・サプライヤー双方にとってより良い仕組みをつくることが必須です。産業構造の歪みによって生み出されていた負の構造を、テクノロジーと仕組みによって本来あるべき状態にリバランス(再配分)することで解決します。今後もモノづくり産業のポテンシャルを解放するデザインを追求していきます。」

 

 

<キャディ株式会社>
本社所在地: 東京都台東区蔵前1-4-1(総合受付3F)
代表者  : 代表取締役 加藤勇志郎
設立   : 2017年11月9日
資本金  : 10.9億円(資本金準備金含む)
事業内容 : 製造業における受発注プラットフォーム「CADDi」の開発運営