2017
2017.11.09
明治維新150周年の日に創業
明治維新の「殖産興業」のように、モノづくり産業にあらためて革命を起こす存在になりたいと、明治維新150周年の日、かつフランス革命の日に御徒町で創業。3人全員、会社経営経験無し。金属加工実経験無し。東京は御徒町の狭いアパートの一室、兵庫は自宅兼オフィスを借りてスタートしました。
2017.11
初受注・初納品
初受注品では、納期ギリギリまで品質担保に苦戦しましたが、最後は自分たちで修正のうえお客様のもとに運び、何とか期日通りに納品。自動見積もりの基盤を日次で更新し続け、試行錯誤を繰り返していました。当時は、案件管理・発注管理・パートナー開拓・検品梱包のすべてをCEOの加藤が担当。日中はひたすらお客様に電話、夜間は検品梱包に時間を使う日々でした。
2018
2018.07
7秒見積もり「CADDi」ローンチ
3D CADデータから最短7秒で見積もりを算出し、最適な加工会社を選定し、金属加工部品の納品を行う受発注プラットフォームを「CADDi」としてローンチ。初めて展示会にも出展。急速に事業が拡大していきました。
2019
2019.09
「CADDi CULTURE BOOK」制作
創業初期から大事にしているバリュー「大胆」「一丸」「卓越」「至誠」を一人ひとりが体現できる組織であり続けるために、望ましい行動指針はなにか?を大激論。創業2年目を目前に、会社の指針となるカルチャーブックを制作。
2020
2020.02
「働きがいのある会社」ランキングでベストカンパニーに選出
Grate Place To Work® Institute Japanが発表した2020年版「働きがいのある会社」ランキングの従業員25〜99人部門においてベストカンパニーに初選出。
2020.04
製造業DXを支える社内システム続々
今まで、製造業界でアナログにやりとりされてきた様々な情報を管理、活用する複数のプロダクトを開発し続々ローンチ。
2020.04
コロナ渦によりフルリモート化
社員はフルリモート、お客様やパートナー加工会社様と対面での時間がほとんどなくなってしまう。
2020.06
「CADDi」が、装置一式まで請け負う製造サービスへ進化
多品種少量の産業装置領域において、テクノロジーを駆使し、大量の部品をそれぞれ最適発注することで非効率や無駄が最小化されるのではないかと、装置一式の製造を請け負うビジネスへ進化。
2020.12
プラント設備一式をサービス対象に拡大
装置事業と同じく、取引コストの高さが課題にあるのではないかと考え、プラント設備にも事業を展開。
2021
2021.01
前年対比6倍に取引量が拡大
事業の成長に伴い、毎月20名超が入社する組織へ。
2021.08
総額80.3億円の資金調達
シリーズBラウンドで総額80.3億円の資金調達を実施。
2021.12
「CADDi AI Lab」立ち上げ
「AIチームを立ち上げる」以外、何も決まってない状態でスタート。名称やミッション、5か年計画を進めながら、新規事業「CADDi DRAWER」の開発を推進。現在は16名にまで拡大。
2022
2022.02
製造業最大級のカンファレンス開催
「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」ミッションの達成は、キャディだけの力では不可能。産業を前進させる兆しとなる取り組みを知り、伝播する機会として、カンファレンスの開催を決断。
2022.03
グローバル進出。ベトナム法人を設立
創業当初から視野にいれていた海外進出。急速な事業成長をさらに加速させるべく、優秀なエンジニア人材も多く輩出する成長著しい国、ベトナムを海外法人第一号に決定。
2022.06
新規事業「CADDi DRAWER」ローンチ
過去の2D図面データを簡単・便利に検索できる図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」の正式提供開始。
2022.10
「CADDi」のサービス名称を「CADDi MANUFUCTURING」に変更
「CADDi 」を調達・製造のワンストップパートナーとして「CADDi MANUFACTURING」へ名称変更。キャディは製造業のサプライチェーンの変革にむけて、モノを提供する「CADDi MANUFACTURING」、データ活用ソフトを提供する「CADDi DRAWER」の2事業体制となりました。
当時の話を詳しく
創業後、市場調査や技術検証だけではなく、現場を知ることが必要不可欠だと、町工場に3か月間インターンをしました。
深夜にわたる見積もり作業の負荷の高さや、現場で働く人々のプロとしての熱量や誇りを体感し、この技術や熱量がもっと活かされる業界にしたいと改めて強く感じた、とても貴重な経験でした。創業の日は加藤とフランス革命の日にちなんで「ナポレオン」というブランデーを吞んだのも思い出深いです。
幸松大喜
(Manufacturing BU MO Division Manager)
当時の話を詳しく
「想像を超えた反響をいただき、社内はパンク状態でしたが、そのぶん意義ある事業だと感じることができました」
幸松大喜
(Manufacturing BU MO Division Manager)
当時の話を詳しく
ミッションとバリューは創業初期からありましたが、より行動のよりどころになるように言語化したいと、約半年間かけて、制作しました。どれも大切ですが「モノづくりにコミットする」「青臭くピュアに、理想を持ち続ける」という言葉は大事にしていました。領域へのコミットを明確に宣言するところも、現実離れしている夢や理想であっても、忘れずに追い続けるスタンスは、特にキャディらしいと思います。今も、カルチャーブックの言葉は、当たり前のようにキャディのフィードバックや目標設定の指針となっていますし、この言葉に共感したと入社を決めてくれるメンバーも多く、とても意義あるものだと感じています。
中原雄一
(Manufacturing BU PJM Division General Manager)
当時の話を詳しく
「評価いただいたと考えているポイントは2つ。2019年に”日本を代表し、世界を変えていく30歳未満の30人”に代表の加藤が選出されるなど、会社の勢いに対する期待。そして、社員20名以下の初期から取り組み始めたミッション・バリューセッションやカルチャーブックの作成など、MVCの創造・浸透に並々ならぬ力を注いでいる会社の姿勢です。ちなみに授賞式は、どうしても加藤の都合がつかず、周りが全員代表の中、当時ひとり広報だった浅野が代理で登壇するという珍事もありました」
淺野麻妃
(Corporate BU Global HR)
当時の話を詳しく
かつて図面を探す作業に30分かかることもありましたが、HERODOTUSが開発されてからは数秒に。何千もの部品からなる産業機械・装置は、何千もの図面の原価計算、さらに工程ごとに複数のパートナーに発注するなど、とにかく情報の複雑性が高い。今、案件ごとに数千図面といった大型のプロジェクトを扱えるようになったのはこれらのシステムがあってこそです。
小橋昭文
(CTO)
当時の話を詳しく
苦しい時期ではありましたが、一方で、これを機にキャディを知ってもらおうとウェビナーを1年間で50回以上開催するなど新しい取り組みを実施し、新たな出会いが生まれたこともありました。また、この期間に新入社員のオンボーディングの重要性を痛感したことは大きいです。今は製造業やキャディが大事にしているスタンスやスキルを深める研修が整っていますが、それはこの時期の学びが生かされているんです。
原申
(Corporate BU JP HRR Manager)
当時の話を詳しく
図面は製造業にとって命。装置一式となると、その図面をすべて預けていただくことが必要です。それは信頼関係がないと絶対にできないことなので、今までオンラインで完結していた営業スタイルから大きく変わっていきました。ハードさはあるものの、実際にコストを大きく削減できた事例も生まれ、多品種少量生産業界の課題にキャディサービスが解決策となると信じて進んでいきました。
松藤薫
(Manufacturing BU GTM Industry equipment Group Manager)
当時の話を詳しく
装置事業以上に情報量や変更が多いことと、組み立てまでが事業領域となることによるオペレーションの再構築など、多くの挑戦がありました。複雑性の高さに悪戦苦闘しましたが、お客様やパートナー加工会社様、熱い方々からたくさん助けていただきましたね。キャディのパートナーさんによる製作品で完成した、視界一面に広がるプラントを目の当たりにして、やはりモノづくりには夢があると実感。また、プラント建設の上流から下流まで一気通貫で関わることができ、情報やデータの断絶などの課題と、その解決の難しさを身をもって体感できたことも、キャディの次につながっていると思います。
吉田祐輔
(Manufacturing BU MO Division SS CA Manager)
当時の話を詳しく
事業成長には、ただ単に人数ではなくキャディにマッチして活躍いただける方に出会うことが最重要。どんなに応募数が増えても、キャディの本気を感じていただくためのコミュニケーションは丁寧に取り続けています。時には、入社後にぶつかるであろう壁を、率直にお伝えすることもあります。そうやって仲間になってくれた方が活躍している姿を目にすると、本当にうれしい気持ちになります。
横野奈保子(DRAWER BU CADDi DRAWER Leader)
当時の話を詳しく
実はこの時、10社超から想定枠を大幅に上回る投資意向をいただいていました。ミッションへの共感、そして成長への大きな期待を感じました。日本のスタートアップ初投資となったDST GlobalのYuri Milner氏からの「30年後に製造業界は必ず変わっている。誰かが変えるということだ。それがキャディだと僕は思うよ」という言葉がとても記憶に残っています。
芳賀亮太
(Corporate BU General Manager)
当時の話を詳しく
入社前から、キャディは「調達領域」すべてのハブとなるビジネスを展開しているため、データが集まりやすくAIとの相性が良いと感じていました。いよいよ本格的にAIを活用していきたいと聞いて入社したものの、何も決まってなくてびっくり。何度もCTOとディスカッションを重ね、ゼロから積み重ねていきました。2022年6月にローンチしたCADDi DRAWERの開発もAI labが主導できましたし、アルゴリズムチームも新しい課題に取り組めるようになるなど、キャディの成長を共に実感できて嬉しく思います。
河合俊典
(Technology BU AI Lab)
当時の話を詳しく
「めったにカンファレンスに出ないような方が、キャディのミッションに共感して登壇を快諾してくださったこともあり、改めて事業の意義を実感しました。また、どれくらいの方に見ていただけるか全く想像がついていませんでしたが、結果、視聴登録者が10,000人を超えるなど製造業最大規模のカンファレンスとなり、製造業×DXの熱量とキャディのブランドパワーが着実に大きくなっていることを実感しました」
戸田涼
(Corporate BU JP HRR Manager)
当時の話を詳しく
「年明けの全社会議で、ベトナムへの進出が正式発表されました。入社3ケ月の自分が?という不安はありましたが、日本発のグローバル企業を絶対に作ってやるという思いで進めました。手探りで法人設立の手続きを猛スピードで進め、3月に登記完了。4月からベトナムにいます。ベトナムが持つエネルギーに乗って、すでに25名(2022年10月現在)のメンバーを抱える組織に。当初より何倍も速いスピードで成長を続けています。グローバルカンパニーとして成長するために、まず現地に愛される組織を創ることを意識しています」
武居大介(Manufacturing BU MO Division Vietnam SD Manager)
当時の話を詳しく
調達・製造のワンストップパートナーである「CADDi」の案件を通じて、図面データを探す、読み解く、参照する業務負荷の高さを実感していました。社内では、エンジニアとともに社内向けシステム(HERODOTUS)を開発したのですが、この課題はメーカーや加工会社様も同様ではないかと考えたことが始まりです。図面の画像解析技術の研究が進んできた今、ソフトウェアの技術を通じて産業全体に価値提供が出来るのではないかと思ったことも大きいです。図面データ活用の先駆け的な存在になっていくと信じています。
白井陽祐
(DRAWER BU CADDi DRAWER Manager)
・小橋昭文
(CTO)
VISION
2030
キャディの現在地とこれから
キャディは今、第2創業期を迎えています。従業員は500名を超え、成熟した会社に見えるかもしれません。しかし、AmazonやGoogle、Alibabaといったグローバルカンパニーと比べると、まだまだ世界の入口にすぎません。やりたいこと、やらねばならぬことがたくさんあります。
モノとソフトの
両提供で、
サプライチェーンの
DXを
実現する
さらなる非連続な成長を目指すべく掲げた「VISION2030」。サプライチェーンの標準化、集約と分散、デジタル化といった大きな課題を推進することで製造業の構造改革に挑み続けます。
-

グローバル1兆円の
調達・製造の
ワンストップパートナーへ
規模の拡大とともに、サプライチェーン全体の変革を支える存在に
-

データをレバレッジした
製造業ソリューション・プロバイダーへ
過去の取引データをレバレッジし、バリューチェーン全般に
付加価値を創出・強化できる構造へ
MESSAGE
キャディの挑戦は、グローバルな製造産業全体を真正面から変えにいく壮大な取り組みです。現在はまだ、0.01合目。それを本格的に多産業・多地域(グローバル)に対して提供し始められるのは6年目からです。世界最大産業のプロトコルそのものを変える取り組み、ワクワクしてきませんか?
代表取締役 加藤 勇志郎
この度は5周年をお迎えされましたこと、誠におめでとうございます。
話題の企業として雑誌、テレビ等に紹介されるなどご活躍を目にする事も多く、改めて感銘を受けております。
弊社も共に進めるよう努力してまいります。
今後もさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。
創立5周年、おめでとうございます。
着手当初は雲を掴むような状態からスタートした取り組みでしたが、解決すべき課題はまだまだあるものの、共に様々な苦労を乗り越え、形となってきた事に大変感謝しております。業界の常識ではありえない立ち上げスピードを発揮する貴社社員の情熱や使命感に、弊社スタッフは大変驚かされております。引き続きご苦労をおかけしますが、バリューチェーンの変革に向けて、お力をお貸し願えればと思います。
この度は5周年おめでとうございます。 貴社との会話・視点にはいつも刺激をいただいております。 今後ともどうぞよろしくお願い致します。
調達部門として、CADDi様の活動が非常に脅威と感じました。主体性をもってお付き合いしないといけないと感じ、良い刺激を受けております。
日頃のご協力に感謝申し上げます。
さて、この度は貴社創業5周年を迎えられたとのこと、心よりお祝い申し上げます。
今日こうして5周年をお迎えになられたのも加藤様をはじめとした貴社の皆様の日々の努力の成果と拝察いたします。
業界的には大きなアップダウンの影響がある中で、御社システムを駆使した迅速な見積もりや取引先との連携によるコスト競争力のある提案に日々感服させられるばかりです。
1枚の図面に対する見積もりなど、私たちの意図している事を読み取り必要な条件を見出す姿勢も見習うべきところです。
私たちもまだまだ出来る事が多くある事を再認識し日々の活動の成果につながる様に展開していきます。
これまでの5年の経験を活かし、次の10年の節目に向けて走りだして頂けますよう祈願しております。
創立5周年を迎えられるにあたり、心からお喜び申し上げます。
若い力と頭脳が集結した貴社のご活躍に大変感銘を受けております。
ご一緒に仕事を始めたときには、いろいろと見解の相違はありましたが、弊社の考え方を変える良い機会になったと思います。今後とも新しい取り組みでプラント業界を変容していきましょう。